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高級腕時計の条件とは何でしょうか?
もし、あなたが、初めて高級腕時計を持とうとしているのなら、まず、腕時計の基本について理解しておいた方がいいと思います。
腕時計は、その基本的な仕組みの違いから、「機械式」「クォーツ」「デジタル」の3種類に分けることができます。
機械式とは、簡単に言うと、ゼンマイにより歯車を回し、その回数に応じて秒・分・時の針を動かす仕組みを持ったもので、全てが機械的な動きにより制御されています。 このため、重い・衝撃に弱い・時間が狂いやすい と、余りよい面はありません。
特に時間の狂いが大きい(日差数秒)点は、初めて機械式時計を持つ人にとっては金額から受けるイメージと大きなギャップとなるかもしれません。 また、駆動力はゼンマイから得ているため、自動巻のように腕の動きでゼンマイを巻く機構が発明されてからは、自動巻が主流となりましたが、定期的にリューズを回してゼンマイを巻く必要があります。 次に、クォーツ式ですが、これは、時計の動作そのものは、機械式と同様に歯車を使って秒・分・時を計時しているのですが、クォーツ(水晶)で正確な時を刻むための基準となる時間を生成し、モーターで歯車を駆動しています。 水晶は、正確な固有振動数を持っており、それを使って歯車の動きを制御することにより、月差数秒という精度を達成しているのです。
最後のデジタルとは、その動作には全く機械的な要素がなく、クォーツで基準となる時間を生成し、ディジタル回路でそれをカウントして秒を生成して液晶などの表示デバイスで時刻を表示しているものです。 デジタル式は、軽い・壊れにくい・安い・時刻が正確 というような特徴を持っています。価格は高くても数万円までで、下は1000円以下のものまであります。
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さて、このような違いがあるのに、高級腕時計は全て「機械式」となっています。 機械式の腕時計は、すばらしい性能をもち、安価に製造できるクォーツ式の時計の登場によって大きな打撃を受け、一時期はほとんどの時計メーカは機械式の製作を止めてしまいました。
ところが、機械式にこだわったスイスの職人達は、機械式時計にその思いを吹き込むことで、「高級腕時計」として、新たな価値を生み出していったのです。
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クォーツやディジタル式では、精度を出すために、あまり工夫する余地が無くなってしまった結果、だれでもがそこそこのレベルの時計を作れるようになってしまいました。 一方、機械式では、高度な職人技が無い限りは、高性能なものを製造することはできないため、技術力がそのまま結果として表れる面があり、その点が職人を魅了したのでしょう。 そして、そのような職人の思いが吹き込まれた高級腕時計は、まさに芸術品としての価値をも持っていったのです。 このようにして、いくら頑張っても、クォーツやデジタル式に精度では勝ることはできない機械式腕時計は、別の面でその価値を高めていきました。 もしも、あなたが、腕時計に、高い精度・壊れにくさ・止まらない ということだけを求めるのなら、高級腕時計ではなく、デジタル腕時計をお勧めします。 でも、腕時計をすることで、ときめきを覚えたいのなら、機械式の高級腕時計をお勧めします。 そして、高級腕時計を選ぶ時には、単に、宝石を散りばめただけではなく、職人達が苦労して組み込んだ、「パーペチュアル・カレンダー」「ムーンフェイズ」「トゥールビヨン」などの、様々な複雑な機構の価値を感じながら選んで頂けたらと思います。
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「機械式腕時計関連書籍」
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